運動負荷試験

まず運動負荷を行なうにあたり、足腰を痛めていないこと、病状として安定していることという大前提があります。もし、検査を行う数日前に、胸の症状が新たに出現したり増悪したりしている場合は、検査は出来ません。
運動負荷試験は、マスター試験、トレッドミル負荷試験、心肺運動負荷試験があります。

マスター運動負荷試験

階段昇降の負荷であり、シングル、ダブル、トリプルと運動時間により負荷量に差があります。短時間・低費用で行なえる半面、常時心電図モニターが行われないため、発作や不整脈が発生した時の対応が不十分なケースもあります。比較的軽い症状の方が対象になり、最近ではあまり行われなくなりました。

トレッドミル負荷試験

徐々にスピードと傾斜が上がっていくベルトコンベアー式の歩行(走行)負荷試験です。症状・心電図変化・血圧を随時測定しながら行います。医師の監視下で行い、どの程度の運動負荷に耐えられるか(運動耐容能)の評価や、胸痛発作や心電図の虚血変化、不整脈の出現、さらには冠動脈拡張術やバイパス手術後の治療効果判定などに用いられます。一般的に、最も頻用される運動負荷試験です。運動負荷で虚血を疑わせる心電図変化が現れた場合、心臓カテーテル検査をおすすめします。

心肺運動負荷試験

医師の監視下で自転車ペダルをこいで運動負荷を行ないます。症状・心電図変化・血圧測定に加え、専用のマスクをつけて酸素消費量、二酸化炭素の排出量を同時測定し、呼吸・循環・代謝の総合的な判定を行います。運動中の有酸素/無酸素代謝の境界を判定することで、日常生活における心臓のポンプ予備能力を評価でき、どの程度の運動が各患者さんに適しているかを指導する「運動処方」の程度を測定することができます。予防医療が重視される現在において、この検査の重要性は高く評価されており、増えていく可能性があります。

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